【新作録音】
作品の委嘱にはじまり、一つの形として録音を終えるまで、丁度一年程の時間をかけたプロジェクトとなりました。
この鍵盤ハーモニカという“楽器”で、出来ることのギリギリまで挑戦させてもらえたような曲。〜始終収まりきらないワクワク感の中で、ヴィオラ奏者 中田美穂さんとの曲(音)づくりは続き、得るものも多かった。
作曲家の中村匡寿さんには、何度か演奏アドヴァイスに時間を割いて頂き、昨年11月、ながらの座・座(滋賀県大津市)での初演も、前日リハーサルから立ち会って下さいました。
演奏の空間となった座・座の橋本さまはじめ、時と場が叶っての初演にも、とても大きな意味があったことを覚えつつ、
この三月改めて録音へ。
……………………………………………
『雲雀殺し Hibari-Goroshi』
for Viola and Melodica (2020)
作曲/中村匡寿
“鬩ぎ合い、溶け合い、分かち合う”
YouTubeにてモーレツな8分間を是非お聴きください🔥🔥🔥
※この動画の詳細説明の欄からTadahisa NAKAMURA chへ入って頂くと、同録音にスコア付きで聴くことができます。
…………………………………
作曲家の抽出する、自分の想像をはるかに超えた音と、楽器や技術に対する真摯な挑戦(という最大の遊び!!)は、今の私にとって継続の糧となる程に有難いものだった。
そして共演の美穂氏にも…いつも変わらぬ感謝を✴︎
音と楽器と人…
何者にもならず、純粋に。
このさき良きに熟していけるよう、
丁寧に過ごしたいものだ。